• 製品名称：　任意形平面骨組解析　FRAME2D(Project2x）
• 製品機能：　任意に定義された平面骨組構造に対する2次元弾性解析
• 解析内容：　固定荷重に対する面内解析、面外解析、移動荷重に対する影響線解析（面内）

1) メイン画面（上図）は４つのエリアから構成されており、それぞれ工夫された機能を持っています。

• ツリービュー（画面左）：ここには解析に必要な入力データと解析結果データが荷重ケースごとに表示されているので、すべての入出力データを随時確認できます。また、複数のモデルを同時に解析できるので、モデル間の結果比較も容易です。
• データ描画部（画面右上）：着目している荷重ケースのデータだけを描画したり、全荷重ケースのデータを同時に描画したりすることができます。さらに、M図、S図など複数の関連データを縦横に並べ替えたり、重ねて描画したりすることができます（上図は重ねて描画する例）。
• 数値表示部（画面右中）：入力データを選択中はここで入力操作を行い、結果データを選択中は全着目点のデータを荷重ケース単位で確認できます。結果データ確認では、個々の着目位置ごとに全ケースの結果をまとめて確認するための表が別途用意されています。
• メッセージ表示部（画面下）：データチェックあるいは解析結果として、エラー、警告、ヒントの各メッセージがここに表示されます。各メッセージは関連ヘルプ、関連入力データを連動して表示できるようになっています。

2) メッセージ表示部、数値表示部の表示切り替えや、レイアウト変更ができ、それぞれのエリアの地色（背景色）の変更ができます。画面の見やすさと同時に、視覚的にやさしい色を選択していただけるようになっています。

3) データ入力上の数の制限（部材数の上限など）は基本的にありませんが、初期バージョンでは以下の制限を仮に設けています。

• 同時に取り扱い可能なモデル数：　20モデルまで
• 入力できる中間着目点の数：　1部材当たり99まで

4) 支点条件として360度任意に指定できる「支点配置角度」を入力でき、その支点座標系における反力も出力します。また圧縮バネ値と引張バネ値が異なる「非対称バネ」（と呼称）を使用できるので、荷重条件によっては支点から構造物が浮き上がってしまうような解析が容易にできます。

5) 2次元解析という制限の下で、面内荷重ケースと面外荷重ケースを同時に組み合わせることができます。

6) 面内解析モデルの影響線解析を行い、移動荷重（活荷重）に対する断面力、反力、変位を計算でき、固定荷重との組合せも可能です

■主な仕様

• 動作環境：　MS-Windowsの環境
• インストールに必要なハードディスク容量：　3〜4MB
• 構造データ：　一般部材、剛域部材、分布バネ部材、二重節点、非対称バネ支点
• 荷重データ：　部材分布荷重、部材集中荷重、節点集中荷重、プレストレス他を含む基本荷重ケースと、組み合せケース、最大抽出ケース
• 入出力機能：　コピー&ペースト、数値の印字、テキストファイル出力
• ファイル保存：　モデル単位の保存/読み込み、一括保存/読み込み